【法令遵守】下半期社内監査、全社員が報酬改定の理解を深める

令和6年度2回目の社内監査を実施しました。

今回の社内監査は、『全社員が監査に関わることで報酬改定の理解を深めること』を目的とし、監査員を固定することなく、各事業所から適時2名を追加した合計10名ほどの監査員体制で実施しました。

今回より「令和6年度報酬改定に伴った監査項目」に下記の通り更新しました。

 

◆監査項目

1)契約、受給者証について

・契約時に必要な書類、署名等に不備がないか

・利用するにあたり有効な受給者証コピーが保管されているか

・社員に対しては秘密保持誓約書(退職後も規定)および利用者に対しては個人情報使用同意書が取り付けられているか

2)サービス提供について

・児童の利用状況(入退室時間、検温、サービス提供記録への保護者サイン)の記録

・個別支援計画別表に記載された計画時間に沿った利用区分で報酬算定がされているか。

・支援記録が毎日記録されているか

・児童福祉法および指定権者(各自治体)の定めたルールに基づいた適正な人員配置がされているか

・事実と出勤簿に間違いがないか

・徴収してはいけない費用を徴収していないか

3)個別支援計画について

・モニタリング→原案作成→支援担当者会議→本案交付の4ステップが適正に行われているか

・本人ニーズと保護者ニーズの記載、モニタリング結果の記録およびその内容が不十分でないか

・6か月以内に1回以上の個別支援計画の見直し(保護者面談)が行われているか。また、その実施日と保護者署名の確認

・原案作成日と本案作成日の記載があるか

・支援担当者会議の議事内容が記載されているか

・児童発達支援管理責任者及び保護者の自筆署名がなされているか

4)各種加算が正しく算定されているか

・従来通りの加算:児童指導員等加配加算、専門的支援加算、送迎加算、欠席時対応加算など改定後の加算:延長支援加算、家族支援加算、関係機関連携加算など(個別支援計画別表や記録の確認)

・処遇改善加算の条件である“研修および定期昇給の運営”が規則にもとづき実施され、記録が残されているか

5)その他

・行政指導及び法令等により必要とされる書類が保管又は掲示されているか(運営規程、各種マニュアル、虐待及び身体拘束防止に関する掲示物等)

・第三者評価の実施状況や虐待防止責任者について重要事項説明書に記載されているか

・事業所内外が環境整備され、危険箇所がないか

・指定権者(各自治体)への報告対象事故については全て報告がなされているか

・ヒヤリハット報告書、就業規則等の各種規程類の保管がされているか

・事故対応マニュアル(感染症を含む)は随時アッブデートされているか

◆監査結果

個別支援計画の作成、人員配置、処遇改善に関する研修記録等の書類保管については問題ありませんでした。一方で、各種加算算定において送迎加算、延長支援加算の算定区分の間違いの指摘事項も確認されました。指摘摘項については、速やかに行政に対し過誤申立および社内での改善策を講じます。

◆今後に向けた法令遵守

報酬改定から半年以上が経過した現在、

・毎朝のコンプライアンス会議による適正な人員配置

・コンプライアンス担当者を中心とした毎月の請求業務の確認

・定期的な法令遵守テストの実施

・交通安全に関する研修

・緊急時に向けた救命講習や消火訓練等

上記事項を継続し実施することで『職員の質の向上』と『法令遵守の徹底』に努めて参ります。

2024年12月21日

法令遵守G  米田